タオバオ、アリババ、アリエクスプレス、天猫Tmallの違いを理解しよう!

こんにちは!KENGOです

インターネットを使った中国仕入れには、主にタオバオ、アリババ、アリエクスプレスという3つのオンラインショッピングモールを利用します。

この3つのサイトは、すべてアリババグループ(阿里巴巴集団)が運営しているサイトです。

アリババはジャック・マー氏が創業し、筆頭株主は日本のソフトバンクです。ジャック・マー氏がアメリカのとあるレストランで食事をしているとき、突飛なことを思いつき、レストランの係りの人を呼んで、「アリババという名前を知っているか?」と尋ねたそうです。

すると係りの人は「知っている」と答え、それからいろいろな場所で同様の質問を繰り返したところ、アリババの物語は世界の誰もが知っていて、「開けゴマ!」と叫ぶと宝の洞窟の扉が開くことも皆んな知っている。しかも世界中で発音もほぼ同じである。

まさに世界展開の考えにぴったりの名前だと彼は思ったそうです。このような理由から、最終的にこの単語 Alibabaを会社の名前としたとのことです。ところがアリババのドメイン名が、既にあるカナダ人によって押さえられてしまっていました。ジャック・マー氏はこのドメイン名が世界中に広まるとの確信から、当時、創業資金として準備していた50万元の内から1万ドルを投じて、そのカナダ人からアリババのドメイン名を取り戻したのです。

アリババグループは、中国のインターネット通販市場で約8割という圧倒的なシェアを握っています。つまり中国のオンラインショッピングはアリババグループの通販サイトを中心に回っていると言っても過言ではないのです。

それでは、それぞれのサイトがどのような特徴を持っているのかを理解していきましょう。

タオバオ(淘宝網)

タオバオ(淘宝網)は、アジア最大のオンラインショッピングモールです。一般の中国人が買い物をするサイトであるため、販売されている商品は個人向けの商品が多く、1個から購入できます。

“タオバオ(淘宝網)”の意味は、“見つからない宝物はない、売れない宝物はない”という由来で、2年という短い期間で、すぐに中国のオンラインショッピング市場を制覇し基本的に独占しています。

営業店舗のオンライン時間(営業時間)は長く、対応は早いです。評価システムも充実していて、万が一不当な取引があったことが発覚した場合、出店店舗に対してタオバオ運営側から罰則があるので、比較的誠実な対応を期待できます。

小口でも取引できる点と、対応の早さ、安全面を考えたときにオススメできるサイトです。多くのショップではクレジットカード決済に対応していないため、代行会社を利用することになります。

タオバオ(淘宝網)

URL
アジア最大のオンラインショッピングモール
一般の中国人が買い物するサイトです。
小口での購入ができます。
日本のヤフオクに近いイメージ(CtoC)
多くの企業も出店しているので(BtoC)とも言える

アリババ(阿里巴巴)

次のアリババ(阿里巴巴)は大口客向けの卸のようなサイトです。価格は全体的にタオバオよりも安く、取引量が多くなるほど安くなります。

アリババは卸買いができるため値段がかなり安くまた工場が直で販売していることも多いです。OEM可能なところも多いので新規出品時の工場探しにも役立ちます。

また、「独身の日」に行った巨大なセールでは、1日で約2.8兆円もの売上があがり、最高記録を更新したことで有名になりました。楽天の2016年の流通額が約4兆円なので、その半分以上の額をアリババはたった1日で売り上げてしまったのです。

グループ全体で見れば、AmazonやeBayの取引額を合計した額よりも大きな金額がアリババで取引されています。

なぜ1688という数字を使っているかというと1688は中国語の発音でyow-leeyoh-ba-baと発音しAlibabaの発音に近いためと言われてる説や、香港取引所に上場した際の証券コードが1688だった理由からとも言われてます。

googleで「アリババ」や「alibaba」と検索すると、後述する、海外向けのアリババドットコムが出てきてしまいます。
直接URLを「www.1688.com」と打ち込むか「1688」と検索して見つけましょう。

アリババ(阿里巴巴)
URL
卸問屋サイト。仕入れる量により商品単価が安くなります。(BtoB)

アリエクスプレス(AliExpress)

こちらはアリババの海外向け通販サイトです。サイトの表記はタオバオやアリババと違い、英語で書かれています。商品価格は、タオバオに比べて若干高めです。アリエクスプレスは基本的に送料無料なので、サイト上に表記されている価格を決済すれば日本まで発送してくれます。タオバオやアリババと異なり、商品代金の支払いはクレジットカード(VISA,Master)で行え、早ければ1週間程度で商品を直送してもらえます。注意する点として、代行会社を利用しないアリエクスプレス取引では、セラーから直送で商品が届くことになるため、商品の品質に関してはセラーとの信頼関係が必要になります。

アリエクスプレス(AliExpress)
URL
アリババの海外向け通販サイト。
クレジットカードでの決済が可能です。(BtoC)

天猫Tmall

アリババグループの小売プラットフォームは、ニーズによって2つのECモールに分けられています。1つはタオバオ、もう1つが「天猫Tmall」です。タオバオが個人間取引を意味するCtoC(Consumer to Consumer)であるのに対して、天猫Tmallは企業対個人の取引であるBtoC(Business to Consumer)であるという違いがあります。

タオバオで商品リストを検索すると、天猫Tmallの出店店舗・商品もあわせて表示されます。そのため、各サイトに明確な分類はなく、一般に両ECサイトを総称してタオバオと呼んでいます。

日本のECサイトで例えれば、CtoCがヤフオク、BtoBが楽天市場です。タオバオが個人で出店できるのに対して、天猫TMollは中国で登記した法人でなければ出店できません。出店にあたり保証金や手数料といった様々な条件があるため、それだけ信用度が高いとも言えます。他にも、天猫Tmallに出店する店舗は「7日間理由なし返品」を受け付ける義務があります。天猫Tmallにはユニクロ、ワコール、不二家など、日本の有名企業も数多く出店しています

タオバオ・CtoC 取引・個人でも出店できる・出店 出品無料

天猫Tmall・BtoC 取引・中国で登記した法人でないと出店できない・保証金や手数料が必要

天猫Tmall
URL
ユニクロや不二家などの日本企業も、
天猫Tmallに出店しています。

アリババドットコム

アリババチャイナ中国(https://www.1688.com/)は中国国内向けの卸サイトですが、アリババドットコムは海外向けの卸サイトです。
日本語を含めた15言語で閲覧できます。国際取引サイトだけあって、最小ロット数が大きな店舗が多いです。
基本は英語でのやり取りとなります。
クレカ決済も可能なので、代行会社を利用せず直接仕入れることもできます。

アリババドットコムで仕入れをする場合、アリババ中国で代行会社を利用して仕入れをする場合に比べて、いくつかの懸念材料があります。アリババドットコムの商品はFOB価格となっているという点です。

FOBとは、Free On Boardの略で、船に積み込まれた時点で、運賃や通関費用、保険費用を購入者が負担することになります。

FOB「輸入者」が本船運賃を負担
CFR「輸出者」が本船運賃を負担

FOB価格は商品本体の価格に港で商品を船に積み込むまでの費用を加算した価格のことで、船に積み込まれた時点で、運賃や通関費用、保険費用を購入者が負担することになります。商品の危険負担も輸入者に移行することになるため、信頼関係を築いていない初めての取引先を相手にFOB価格で貿易をするのは、あまりおすすめできません。

アリババドットコム
URL
日本を含めた15の言語に対応し、さまざまな国の
サプライヤーが参加している世界的BtoBサイトです

京東商城(JD.com)

中国で3番目に利用されている京東商城(JD.com)は、京东という急成長企業が運営する中国BtoC形態のECでは2番目のECモールです。BtoCという形態をとっているため天猫(Tmall)とECシェアを競っています。こちらも天猫(Tmall)と同じく出店者にハードルを設けているため、信頼性が高いという特徴があります。

中国のBtoC市場はTmallと京东(京東商城)の2社で独占状態になっていて、そのシェアは2社合わせて80%を超えています

アリババが展開する「Tmall Global」との大きな違は2点あります。1つ目はマーケットプレイスだけでなく直販も展開している点。 2つ目は購入者まで直接届ける物流までをカバーしている点です。基本的には自社販売に力を入れており、日本のアマゾンに近い販売方法になります。

日本で例えるなら、天猫(Tmall)は楽天市場、京東(JD)はアマゾンです。

京東商城(JD.com)
URL
中国BtoC形態のECでは2番目のECモールです

まとめ

あなたは中国から商品が欲しい時どこから仕入れますか?

国輸入と聞くと、タオバオで購入するんですよね?と連想されるかたが多いです。理由としては、「タオバオで稼ぐ」系の本や、代行会社の名前にも「タオバオ」が多く使われていることから、初心者のかたにも馴染みがあるのではないかと思います。

しかしアリババとタオバオでは対象としている顧客が違います。タオバオは「小売業者」の集まりであり、「仕入れ」をする人が購入するサイトではありません。アリババは工場などが集まる「問屋街」的なBtoBプラットフォームになりますので、基本的にはアリババで仕入れていきましょう

安く売って高く売るが基本ですから、ロットが少なめでもOKの場合は、必ずアリババから購入するようにしましょう。

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