
目次
- 1 セラースプライト(Seller Sprite)とは
- 1.1 セラースプライトの使い方
- 1.1.1 キーワードマイニング(Amazonのキーワードの市場規模を把握)
- 1.1.2 キーワードリサーチ
- 1.1.3 キーワード逆引きリサーチ(特定の商品の流入キーワード)
- 1.1.4 キーワード順位チェッカー(Amazon上の検索順位)
- 1.1.5 ライバル商品リサーチ(特定商品の売上個数の情報確認)
- 1.1.6 alibaba.com(アリババ.com)で類似商品が1秒で探せます
- 1.1.7 FBA料金シュミレーターのような機能も使えます
- 1.1.8 市場リサーチ(Amazonの市場規模の把握)
- 1.1.9 商品リサーチ(Amazonの市場規模に応じた商品分析)
- 1.1.10 意外と使えるプリセットモード
- 1.1.11 商品モニタリング(Amazon上の検索順位を追跡する機能)
- 1.1.12 店舗新商品モニタリング(ライバルセラーの監視)
- 1.2 Seller Sprite(セラースプライト)の費用・料金
- 1.1 セラースプライトの使い方
- 2 セラースプライトまとめ
セラースプライト(Seller Sprite)とは
セーラースプライトは、アマゾンのビッグデータを、フィルタリング機能を使いながら、多彩な方法で商品をリサーチしていくことができる大変便利なツールです。中国人トップセラー御用達の高機能ビックデータツールという売り文句で、当初は中国版とアメリカ版しかありませんでしたが、日本語版も販売されるようになりました。中国発ということで、正直日本語に変な箇所が多く、何気にストレスなのですが、そこは目を瞑っても使う価値は大きんじゃないのかなと思います。
セラースプライトの使い方
キーワードマイニング(Amazonのキーワードの市場規模を把握)
キーワードマイニングでは、特定のキーワードを入力すると「関連キーワード」「検索トレンド(季節性)」「月間検索数」「月間販売数」「PPC入札額」等の情報が取得できます。ヨガマットはヨガウェアに比べて20万件以上多く検索されていることや、購買に直結しそうな複合ワード(10mm 15mm)で2万2000〜2万7000件 も検索されてることや「ヨガマット 15mm」のPPC入札額が高沸しているため、レッドオーシャン化していることもわかります。
Amazonにおいての相場感を効率よく把握したい時に非常に便利です。
ここで表示されるキーワードを考えもなしに商品ページや検索キーワードに盛り込むのは危険です。
ブランドの商標名などを商品ページに組み込む行為はAmazonの規約違反にもなりますので、出品ページに関連性のないキーワードはスクリーニングを必ず行ってください。アディタス、ナイキ、デサントなどブランド名は削除して使いましょう。
fa-arrow-circle-right検索トレンドを見る⇒年間を通しての需要の確認
fa-arrow-circle-rightPPC入札額を見る⇒どのくらいレッドオーシャン化しているか確認
キーワードリサーチ
それでは早速、キーワード検索をしていきましょう。
今回はわかりやすい、季節需要商品の「水着」を例に使い方を解説していきます。
キーワードリサーチでは様々なフィルターをかけることで、効率的にリサーチすることができます。
まず最初に国を日本に選択、次に日付の設定、カテゴリー(今回は服&ファッション小物)、月間検索数(今回は10000万件以上にしました)そして最後にキーワードを水着と入力しました。
キーワードは「水着」で検索する人より、「水着 レディース」と絞って検索する人の方が実は多いことがわかったり、やはりメンズよりレディースのほうが2万5000件も多く検索されてたり、「水着 レディース フィットネス」と検索する人が3万件近くもいることなど、様々なことを読み取ることができます。
また紫の箇所(市場分析)をクリックすると、
価格帯の分析:3000円〜4000円が多いいことがわかります。
レビュー数分析:500件以上あるセラーが多いことがわかります。桜レビュー多そうですね。あくまで参考に。
星評価分析:4.0〜4.5が多いことがわかります。AMZONはやらせ評価も多いので、あくまでも参考に。
次に青い枠内のグラフアイコンのリンクを押すと、年間の推移が読み取れます。わかりやすいところで、季節需要の代表みたいな水着を例にしていますが、2018年と2019年比べると、だいぶ検索ボリュームは落ちていますね。2020年はコロナショックの影響で物凄く落ち込みそうですね。
緑枠内のダウンロードリンクから、エクセルファイルにて詳細な数値を導き出すことができます。
2020年のコロナショックではそれまで全く検索されてない「マスク」が月に500万件以上検索されるようになりました。体温計は150万件以上です。
キーワード逆引きリサーチ(特定の商品の流入キーワード)
キーワード逆引きリサーチは、特定のASINの商品がどのようなキーワードで検索流入を得ているのかを確認できるツールです。
例えば上記のような商品を売りたい場合、ビックキーワードはともかく、ニッチな検索キーワードは普通は思い浮かばないと思います。自分では想像できないキーワードを埋め込む必要がありますし、また少しの入力の差で、物凄く検索結果が違ってきてしまいます。確実にタイトルや商品ページにキーワードを反映させるために、ツールでデータ収集を丁寧に行いましょう。
購入者は、適当に検索しているものです。自分を振り返ってもそうですよね。
fa-arrow-circle-rightストレッチ ポール 18150件→スペース空けただけで10分の1の検索数
fa-arrow-circle-rightストレッチボール 16306件→ポールをボールとしても10分の1の検索数
fa-arrow-circle-rightストレッチ ボール 2963件→ストレッチポールの36分の1の検索数
商品タイトルが「ストレッチ ボール」だったら、検索数にかなりの差が出てしまいますよね。
特に昔からなかった、このような商品は色々な呼び名がありますね。きんまくリリース ローラ、ストレッチボード、ヨガブロック、フォーム ローラー、ストレッチローラー、筋膜リリース ボール 自分はこれらの商品群は全く詳しくないので、何と呼んでいいのかわかりません。でもツールがあれば、良いタイトルやSEOに強いカタログが作れそうですよね。
キーワード順位チェッカー(Amazon上の検索順位)
キーワード順位チェッカーは、特定のASINの特定キーワードについてAmazon上の検索順位が分かります。
これは正直素晴らしい機能ですね。複数のサジェストキーワードで上位表示される重要性。Amazonでも楽天でもヤフーショッピングでも基本は同じです。自分の商品が狙ったキーワードで、カタログの●位をキープできているのかを常にチェックするのは超重要ですので、この機能でライバル商品や自分の商品を監視しまくってください。30最大30語句を一括検索可能です。
現時点では、ベビースリングでは1ページ目の第2位を確保できていますが、抱っこひもというキーワードでは、1ページ目の58位に甘んじてしまっています。
ライバル商品リサーチ(特定商品の売上個数の情報確認)
ライバル商品リサーチは、商品の売上個数や成長率等の情報を確認することができます。また、過去の販売状況もグラフ化が可能なため、どのくらいの利益が見込めるのかも確認できます。
ここで表示されている月間販売数はあくまで見込数量という事です。実際のデータとは大きく乖離しています。もっとしっかりとしたデータが欲しい場合は、在庫チェッカーやTop Sellerといった、最初にASIN登録してから情報を引っ張ってくるツールをお勧めします。(在庫制限などかけていなければ、ある程度正確に判断できます)
自社商品で確認しましたが、実際のデータとの乖離は大きいと思います。おおまかなトレンドはつかめますが、あくまで数量は目安として考えるようにしてください。
ASINを入力すると対象商品が検索できて、店舗名を入力すると、その店舗の売れ筋上位の商品が検索できます。セラーIDではなく店舗名をそのまま入力してください。また登録してからの様々なデータ推移も確認することが可能です。この商品は4月に登録してますので、それ以降のデータが確認できます。
グラフアイコンをクリックするとさらに詳細画面となり、上部のタブをクリックすると、検索トレンド、ランキング、価格推移、レビューの増減、Q&A、トレンドキーワードなどがグラフで確認できます。
セラー検索ではIDではなく店舗名をそそまま入力してください。売り上げ上位の商品が表示されます。
alibaba.com(アリババ.com)で類似商品が1秒で探せます
商品リサーチも、緑色ボタンをワンクリックすると alibaba.comへ移動します。リサーチの効率化に最適です。
アリババチャイナ中国(https://www.1688.com/)は中国国内向けの卸サイトですが、アリババドットコムは海外向けの卸サイトです。
alibaba.comと1688.comの違いがわからない方は、こちらの記事を参照ください。
類似商品がズラリと一瞬で表示されます。
FBA料金シュミレーターのような機能も使えます
FAB送料の箇所をクリックするとFBA料金シュミレーターとほぼ同じ機能が出てきますので、左下に記載されている大きさや重量を参考にしながら、ざっと利益計算するのには便利でしょう。
市場リサーチ(Amazonの市場規模の把握)
市場リサーチは任意に設定した市場規模に応じたサブカテゴリーごとの情報を一括取得できます。
参入したいサブカテゴリーを絞ってから、そのカテゴリー内で、売れてる順番に簡単に並べ替えられるのは大変便利です。
例として大カテゴリーの「スポーツ&アウトドア」(22908)商品数の多いカテゴリーを選択しました。
ダブルクリックすると次の階層のサブカテゴリーが出てきます。
今回は自転車を選択しました。このスポーツ&アウトドアのカテゴリーでは、3番目のボリュームのカテゴリーです。
fa-arrow-circle-right②アウトドア 32480
fa-arrow-circle-right③自転車 30480
fa-arrow-circle-right④フィットネス・トレーニング 15336
fa-arrow-circle-right⑤ゴルフ 14307
fa-arrow-circle-right⑥スポーツケア・アクセサリー13606
自転車をダブルクリックします。そして次の階層の自転車パーツを選択してみます。
自転車パーツの階層の段階で選択して(登録)します。次の階層に進んで登録してもいいのですが、今回はこの辺りで絞ります。
自転車パーツでリサーチします。
今回は自転車パーツの商品群を市場リサーチします。このカテゴリーの商品リストを閲覧するをクリックします。カテゴリー内で販売額順に並べ変えることができます。
サブカテゴリーの市場規模が簡単に把握できるので大変便利な機能かと思います。
商品リサーチ(Amazonの市場規模に応じた商品分析)
商品リサーチは、例えばカテゴリーだけをしぼり、販売個数や価格のみででゆるく検索して、思いもしないようなお宝の商品を発掘したり、またはキーワードのみ選定して、販売個数や価格でフィルタリングをかけて商品を探すなど、様々な用途にあわせて効率的にリサーチができます。
意外と使えるプリセットモード
Amazonのリサーチにおいて、誰でも見れるランキング100位以内ではなく、101番目〜1000番目をしっかりチェックすることは基本中の基本になる訳ですが、このツールでも②BSRに数値を入れることでそのランキングのゾーンを効率的にチェックすることができます。
またプリセットモードは、特にリーサーチする対象もない時、何かおいしい新規商品ないのかな・・・?という時に使うと何気に便利です。
成長期市場:月の販売数は300個以上なのに、レビューは3.7以下を抽出→これはODMのヒントになりそうですね。需要がありながらも、問題が山積みという商品ですから、改善の余地はたっぷりあるはずです!
売れ筋ラベル検索もシンプルに便利ですよね。ベストセラーやAmazon Choiceを一気に検索して、どのようなセラーがそのカテゴリーに君臨してるのかをサクッと調べられます。ベストセラー商品を持ってるようなセラーは、その他の取り扱い商品もセンスが良いはずなので、ライバル商品のセラー登録をして、他の商品も全部くまなくチェックしてみてください。
プリセットモード
fa-arrow-circle-right潜在市場:販売数量が多く6ヶ月以内に登録されてる商品
fa-arrow-circle-right成長期市場:月の販売数は300個以上なのに、レビューは3.7以下を抽出
商品モニタリング(Amazon上の検索順位を追跡する機能)
商品モニタリングとは、自社の商品やライバルの商品情報を毎日自動取得するためのツールです。
ハートのアイコンをクリックすることで登録ができます。次に歯車のアイコンをクリックするとポップアップが出てきますので、操作センター内の販売数モニタリングとキーワードモニタリングをアクティブ(有効)に設定してください。これで設定はひとます完了です。登録した日から商品の追跡が始まります。
店舗新商品モニタリング(ライバルセラーの監視)
店舗新商品モニタリングとは、ライバルセラーを登録しておくことで、新規に出品した商品が日次で通知される機能です。他セラーが直近7日、15日、30日、60日で新しく出品した商品を確認できます。
Seller Sprite(セラースプライト)の費用・料金
fa-arrow-circle-rightスタンダード会員:$98 / 月
fa-arrow-circle-rightアドバンス会員:$188 / 月
fa-arrow-circle-rightVIP会員:$238 / 月
無料会員はリサーチ結果が5件しか見れない等、全機能に制限がつくので実際には使えないです。
スタンダード、アドバンス、VIPの違いは「商品モニタリング」機能等の上限件数の違いです。
スタンダード会員でまずは十分かと思います。モニター登録も300件とかいらないですね。しっかり絞って登録しないと、結局は後で、何だっけ???ってことになります。
スタンダード会員 | アドバンス会員 | VIP会員 | |
商品モニタリング | 100件 | 300件 | 500件 |
キーワードモニタリング | 500件 | 1,000件 | 2,000件 |
Seller Sprite(セラースプライト)永久割引クーポンを使ってください!
セラースプライト公式HPから無料会員のアカウントを作成します。
名前、メールアドレス、パスワード、確認コードを入力して「プライバシーポリシー」にチェックマークをつけて新規登録をします。
マーケットプレイス画面を開きます。
希望の会員を選択します。
PayPalとクレジットどちらかを選ぶとクーポンコードを入力する画面に切り替わります。IH5308を入力して、有効性をチェックしてください。A valid coupon code!
割引額$30.00を確認したら、クレジット決済ボタンをクリックしてください。
最後にクレジットカード情報を入力したら終了です。
クレジット情報を入力すれば終了です。
セラースプライトまとめ
このツールがあれば、かなり効率的に Amazonのリサーチをすることができます。
Amazonの市場規模を理解するための「市場リサーチ」機能がとても使いやすいです。参入する場合は、必ずカテゴリーのベスト1〜3位以内を狙っていきましょう。
キーワード逆引きリサーチを使いこなすことができれば、SEO対策に大変便利です。
クーポンコードを使えば、これがずっと$68で使える訳ですから、使い方次第では、かなりコスパが良いと思います。
セラースプライトを使って儲かる商品を「ザクザク」と探していきましょう。
ツールの機能で不明点がある場合は、メールで問い合わせれば、迅速に対応してくれます。サポートはかなり良心的だなと感じています。